ナポリタンと白ご飯
料理って人間関係の相関図に似てますよね
「孤独のグルメ」を観てて
懐かし感じの喫茶店みたいな洋食屋さん
スパゲッティナポリタンを紹介していたのだけれど
まさしく高校生の頃に食べてた喫茶店のナポリタンのような感じ
太くて芯のないパスタは、ボリュームを出して空腹を満たしてくれる
トロリとした玉ねぎは、複雑な甘さでが口から鼻まで包み込む
まだ歯ごたえがあるピーマンは、背伸びしたほろ苦い青春の味
薄く輪切りにされてちょっとしか入ってない、子供には主役のソーセージ
そして火が通ってコクが出たケチャップが個性を調和させる
甘いくて酸っぱいけれど、ほんの少し苦味がある
スパゲッティナポリタン
生のスパゲッティは歯が折れそうに硬い
生の玉ねぎはかじると涙がでるほど辛い
生のピーマンはヴェーってなるほど苦い
生のソーセージはお腹を壊す
個性を尊重するために手を加える
でも、大事なのは白ご飯
いろんな個性に手を加えて調和していても
それを倍増させる受け皿が必要
ただの皿じゃあ味気ない
大人の人の智恵というお皿
ナポリタンを白ご飯にドーン
口の中で混ざり会う
パスタと、玉ねぎと、ピーマンと、ソーセージのエキスが入ったケチャップでオレンジ色になった白ご飯
これが美味しいわけですよ
まるで、さまざまな個性の人が集まっているからこそ、みんなが豊な笑顔になるような
そんな世界が口の中に溢れるような
ちなみに
わたしはそのナポリタン丼にマヨネーズかけて
オーロラナポリタン丼とする