10月のキャンペーンの合言葉は
「魂」と「命」の違いを考えてみてください
「魂」はどんなイメージですか?
「命」はどんなイメージですか?
10月のキャンペーンの合言葉の解説です
魂と命の違いを説明する前に
心と脳の役割の違いを説明しておきましょう
脳というのはパソコンのようなものです
体験、経験を記憶をするとともに、接続されているさまざまなデバイスに決まった動作をするように指示を出すことができます
心というのは自分の気持ちで、行動の決定権を持っています
例えば、誰かを好きだと思った時、人は胸が切なくなって心に手を当てたりします
頭に手を当てて「好きなんだな」とは思いませんね
頭に手を当てて考える時には、「好きなんだけれど」という気持ちから過去の経験をもとにあらゆるリスクを検出して答えを出せない堂々巡りの迷路の中に入っている状態になってしまいます
例えば、危険なことに勇気を持って向かう時、胸の奥で決心して手を当て、そして一歩踏み出しますが
頭で危険なことを考えたとたん勇気は消滅します
それは脳の深い部分では危険な体験を経験として記憶して、それを避けるように体の各部位に動作をさせるからです
足がガクガク震えたり、動機がしたり、失神することもあります
この生理現象は、血管が拡張したり心拍数が上がり過ぎることから、上がりすぎた血圧を下げる反応をおこし、脳への血流が不足してしまうことで失神へとつながります
このように心と脳の場所と役割は違っています
この違いを意識することで「自身を俯瞰して見る」、つまり客観的に自分を見ることで、目の前に現れるあらゆる物事を思い込みなく詳細に把握し、正しく、かつ早く決断することができるようになります
意識するとは、脳で考えてしまっている時には頭が熱くなってのぼせたり痒くなったりして、手を当てたくなったりします
パソコンや携帯がフル稼働して熱くなるのと同じですね
そうした時に、手を胸に当てて意識を物理的に下へおろします
それだけでも落ち着いて現状を見ることができて、答えを見つけたり決断しやすくなります
さて、このように心と脳は別々に存在して、かつその役割分担はハッキリとしています
ここから魂と命の違いが見えてきたりします
「魂」は「云」と「鬼」で成り立つ言葉です
辞書では「鬼」は死者の霊を示す言葉となっていますが、字の成り立ちから「角がはえたグロテスクな頭を持つ人」ともされています
差別はいけませんね
ただ、鬼という字を上下に分割してみると
下半分は人とムの組み合わせなので、「仏」と同じ「人ではない存在」=「自分たちとは違う存在」を表します
上の半分の「思」という字の「田」は、単に区画された田んぼを表しているのではなく、稲作における新技術を表し、それは脳みそがたくさんつまっていて考える頭であることを表しています
さらに角が生えているので、渡来人が伝えてきた新技術と捉えるべきです
つまり鬼は「自分たちよりも優れた技術や思想を持っている人」=「よく考える人」を表します
そして「云」は雲の原型とも言われますが、その韻から阿吽の意味である「因果」の「果」、つまり「結果」を表す文字とした時
魂とは「よく考える人が結果を導き出す」という意味になってきます
脳の記憶をフル活用して結果を求めて前に進むことが魂の本質であり、それが自分自身、つまり自分の心なんですね
「思」という字こそが、脳と心は別々に存在し、連携することで結果を導き出すことを示しているわけですね
さて、「魂」が心であり、自分自身であるとした時
「では命は何?」ということですが
「命が尽きた」時に人はどうなっているか?
それは死ぬことですね
命が尽きたら死んでしまうということは、命は人が死なないためのエネルギーということになります
人の体を自動車で例えてみたなら
命が尽きて動かなくなら、自動車の何かが尽きて自動車が動かなくなるといえばガソリン
ガス欠ですね
つまり自動車で命に相当するものはガソリンです
ではエンジンはといえば、各部品に動力を伝える心臓ということになります
脳は自動車を制御するコンピューターですが
昔の自動車はコンピューターが使われていませんでしたから、センサーの回路に相当するのでしょうか
さながら、脊椎反射ということろてしょう
そして魂は、運転手ということになります
今回のキャンペーンの合言葉の解答例は
「魂」は自分自身
「命」は自分自身を入れておく体を維持するためのエネルギー
となります