「悪い欲を持たないように」とか
「良い欲を持ちましょう」とか
そう言われて悩みませんか?
悪い欲ってなんだろう?
良い欲ははどんなのだろう?
良い欲も、悪い欲も、結局はその人の価値基準に照らし合わせて「良い」か「悪い」かを決めているわけで
だから一方にとっての良い欲は、他方にとっての悪い欲になることは少なくないのです
なので薬師如来様はおっしゃいます
「持った欲を、その時に良いか悪いかを決めて行動するのではなく、行動をしてから良いか悪いかを決めたらよい」と
持った欲を求めるために行動して、上手くいけば良い欲で、失敗すれば悪い欲だということです
ただ、ここで結論を出すのは早いです
上手くいくと新しい目標という欲が生まれます
その欲が良いか悪いかも、その新しい目標へ向けて行動をして結果から判断すればいい
失敗すると、なぜ失敗したかを検証することになります
そこで得るものはとても大きい
欲が良いものだったか?
それとも、悪いものだったのか?
その検証をもとに欲を微調整します
そして、また行動します
この繰り返しが成長というものです
薬師如来様はおっしゃいます
「目標は欲があるから生まれてくる。欲が根拠となって目標が生まれてくるので、目標に近づいていけるかどうかは本人の行いが他者から求められているかどうかになる。利他か利己かを考えることにはまったく意味がない。」と