5月のキャンペーンの合言葉は
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
この呪文のような言葉は、光明真言(こうみょうしんごん)と呼ばれています
意味はAI先生によりますと
「大日如来をたたえ、その光明によって私たちを導き、暗闇に照らし出すことを願うものです。」
「具体的には、心に光明を灯し、罪障を滅し、幸福を招くことを願う、祈りの言葉であると言えます。」
だそうです
さて質問です
この「光明」とはなんのことでしょうか?
イメージをお答えください
という質問でした
ヒントは
大日如来様という仏様は、自分自身の心(魂)の容器のような仏様です
自分の善いところ、悪いところ、そのすべての個性は菩薩様や天部の仏様に表されます
そして、目的を達成するための意志を邪魔するケガレを打ちはらってくださる明王様
そういう仏様たち
つまり自分の色んな面、個性たちを入れている器です
キャンペーンの合言葉をいただきました
そうですね
光明とは眩いばかりの光こと
それは希望の光ですね
希望とは
痛みや苦しみのない、そして喜びに満ち溢れた生き方のことであり
そこを目指して前に進むための
自分自身に課する智恵や目標ですね
だからこそ、希望に向かって進むのは楽しい
山登りのように、つらい試練、重い一歩であっても、それを楽しむことすらできたりします
改革のように慣習を変えることに痛みが伴うように、自分の意識を変えようとした時に感じる痛みや寂しさも
希望が癒してくれたりします
では、そんな光明はどこにあるのか?
AI先生のヒントでは、その場所を教えてくれます
オン 仏様がおられることを信じています
アボキャ 不空成就如来様(釈迦如来様)
ベイロシャノウ 大日如来様
マカボダラ 阿閦如来(薬師如来様)
マニ 宝生如来様(生まれたばかりのお釈迦様)
ハンドマ 阿弥陀如来様
ジンバラ 光り輝くけっして壊れない場所、シャンバラ
ハラバリタヤ そこへお導きください
ウン よろしくお願いします
光明真言の単語を現代語訳するこうなります
これをわかりやすく表現すると次のようになります
「体があるうちに悟りを得て、やがて体がなくなった時には仏様たちの世界へ連れて行ってください」となります
これを修行をしている人向けに解釈すると
「お釈迦様が修行をされ、やがて如来様のように悟りを得たように
わたしも菩薩行をして如来様を目指しますので
どうぞ北極星のように揺るがない目標として明るく光っていてください」となり
われわれ一般人向けに解釈すると
「大日如来様という仏様は、それぞれ個人の魂(心)そのものです
いろんな場面での、いろんな自分がいて
善い自分も、悪い自分も、親切な自分も、ズルい自分も、強い自分も、弱い自分も
ぜんぶ自分です
そんないろんな自分が魂の中にいて、こんな自分になりたい、あんな自分になりたいと思っています
だからこそ、こんな自分になりたいと改め、あんな自分になりたいと努力をします
そんな気持ちに対して、仏教では様々な菩薩様として目標となる姿をたくさんたくさん表しています
その菩薩様たちが目標とする四尊の如来様たちと
四尊の如来様たちすべてを包括する大日如来様
人は常に目標を持って前に進むもの
目標達成を達成したら、なぜか次の目標を見つけてしまうもの
そうやって、止まることなく前に進み続けるもの
そしてやがて、ゴールに辿りついたとき
こここそが豊かな光に満ち溢れた世界なのだと思うのです」となります
つまり光明とは
修行する人には揺るがない志しのことであり
われわれ一般人には「希望」という言葉になります
なので光明は
修行する人には、自分が信仰する方にいつも見られていると信じる心の中にあり(信心)
われわれ一般人には、心の中にあるパンドラの箱の底にあるわけです