6月のキャンペーンの合言葉は
花鳥苑には「弥勒の世の実現」という目標があります
花鳥苑では極めて短い一言で言い表しています
さて質問です
「弥勒の世」というのは、どんな言葉で言い表せられるでしょうか?
自分なりのイメージで言い表してみてください
ヒントは
弥勒菩薩様が兜率天からこの世界に下りて来られる条件が「弥勒の世になっていること」なのですが
それはお釈迦様が入滅する時の涅槃の様子(涅槃図)に表されています
お釈迦様が入滅する時が、お釈迦様が作られた世界の完成形であり
そこから徐々に末法の世に至り、やがて末法の中で地蔵菩薩たちが努力をして弥勒の世を作り、弥勒菩薩様をお迎えすることになるので
「弥勒の世にすること」とは、地蔵菩薩である我々人間が、自分たちの智恵と勇気でお釈迦様が作られた世界を再現するということになります
キャンペーンの合言葉の解説です
花鳥苑では「弥勒の世」を「言葉のいらない世界」と一言で表現しています
それはお釈迦様が作られた理想の社会の完成形として涅槃図に表現されているからです
涅槃図ではお釈迦様の入滅を悲しんで、草花や木々、鳥、様々な動物、様々な人種、身分の人々が集っています
それでもそれぞれに思うことはただ一つ
「悲しみ」
すべての生き物がたった一つの同じ気持ちで視線をお釈迦様に向けている様子が、やがてくる「弥勒の世」なのですね
すべての生き物が同じ気持ちで、同じゴールを目指すこと
それは例えるなら、サッカーというスポーツです
パスをもらう時、広いグラウンドだから「こっち!こっち!」声が届かないこともしばしば
それに、手を振って大声を出してパスを求めたら、相手選手に気づかれてパスを止められてしまう
だからチームメイトと沢山練習したことを信じてゴール前に駆け込んでいく
すると目の前にボールが飛んでくる
パス成功!
シュート!
ゴーーーーール!
互いに信じ合うことで、相手が考えていることを受け取ることができるのです
そうやって、それぞれの得意とするポジションで役割りを果たすことで
たった一つのゴールに向って全員で進むことができるわけです
ひとりひとりが適性に合った仕事で喜びを得て
察し合い、助け合い、分かち合い
お互いさまやお陰さまで生きる社会
それこそが、ほんとうの自由なのではないかと思います