2月のキャンペーンの合言葉は
キリスト教には七つの大罪とか七つの罪源という戒めのための言葉があります
仏教ではこれに相当する十悪というものが考えられていて、十悪を戒めるために十善戒というお経があります
花鳥苑では十善戒に不懈怠(ふけたい)という戒めをプラスして十一善戒としています
さて質問です
「なぜ花鳥苑では十一善戒に増やしたのでしょうか?」
増やしたわたしの思いを想像してみてお答えください
ちなみに、「懈怠」という言葉はありますが、「不懈怠」は十一善戒に入れるための造語です
「わからない」もお答えとします
解説させていただきますね
キャンペーンの合言葉の解説です
懈怠は怠惰のこと、なまけることです
見て見ぬふりも怠惰です
わたしが不懈怠を十善戒に入れた理由は
・他者を殺すよりも生かす努力をして欲しい
・他人のモノを盗むより、欲しいモノを作るほうが楽しい
・愛し合おうとする努力をして欲しい
・身の丈で生きたほうが喜びが多いことを知って欲しい
・思い込みで物事を見るのではなく、真実を見る努力をして欲しい
・他人を認めたり、許す努力をして欲しい
・自分の得よりも、他者にとっての最善を考えて欲しい
・自分に富が集まるようにする知識や知恵を持っているなら、他人を豊かにするために使って欲しい
・常に平常心であるために、自分を俯瞰して眺める努力をして欲しい
・他人を妬んだり羨む時間があるなら、その時間を自分磨きにとっての時間に使って欲しい
そんな希望から十善戒に不懈怠を入れて十一善戒にしました
そして、今の時代に合わせて考えたのは
情報がインターネットで簡単に手に入ることで、その真偽を確かめる努力を怠り、伝言ゲームのように間違った常識や道徳へと変化して取り返しがつかなくなったり
チャットGPTなどのAIに頼りすぎて、考える力を失って、歪曲された常識や道徳を学ばされてしまわないように
そういう思いで不懈怠を入れました
本来、人は他人のために働いてこそ、それを認められて豊かさを感じるものなのではないでしょうか?という思いも、不懈怠を入れた理由です
それと、キリスト教の七つの大罪や七つの罪源に「怠惰」があって、なぜ十悪に怠惰がないのか?というのも、不懈怠を入れた理由です